8.三陸鉄道

三陸鉄道

写真:三陸鉄道の気動車


 大船渡線を盛まで乗って、三陸鉄道南リアス線に乗り換えた。昼過ぎに出発する列車に乗ったが、列車は1両編成で座席が半分程度埋まるくらいだった。そのうち、観光客は3分の1程度だった。

 三陸鉄道南リアス線はリアス式海岸の海沿いを走る。海岸のすぐ近くまで山が迫っているのでトンネルが多く、しかも谷も深いので橋も多い。わずかな平地に住宅が密集している。列車はトンネルと橋を交互に進んでいく。橋の上に駅があるところが多く、地面から長い階段を上らないとホームにたどり着けない。エスカレーターなどないから、お年寄りや体の不自由な方は大変である。こういうローカル線ではバリアフリー対策は難しいだろうが、割合としてお年寄りの利用が多いのだからなんとかならないものかと思った。

 地形は厳しいが、天気は穏やかで、車窓からの眺めは最高だった。しばらくボーッと外を見ていると、長いトンネルが2、3本続き、それを抜けると右手海側に造船所と大型船が、左手山側には大きな煙突から煙をモクモクと吐き出している新日鉄の製鉄所が現れた。そして、まもなく釜石に到着した。


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