
釜石から急行「陸中6号」に乗った。列車は新型気動車3両編成で、全席クロスシートで一応急行仕様になっているが、合間には釜石線の普通列車にも使われている。所要時間の長短と車内販売の有無が普通と急行の差なのだろう。
釜石から1つ目の小佐野あたりまでは民家が多いが、それより先になると民家がまばらになり、陸中大橋を越えると山の中に入っていく。麓はまだ晩秋だが、山の上のほうはもう落葉が終わり茶色一色になっていて、もう冬である。麓にもすぐに冬がやってくるのを実感させられた。
このあたりは山が急で、列車は一直線には登れないので、右に曲がったり左に曲がったりしながら登っていく。進行先の線路がすぐ左の山の上にあるくらい右に左に曲がる。この辺りは撮影場所で有名で、確かに山の上からの景色は良い。そうやって迂回しても坂は急で、列車はエンジン音をゴーッと唸らせて必死で登っていった。