8.札幌


 札幌から釧路行きの夜行列車に乗るために、苫小牧からL特急「すずらん7号」に乗った。苫小牧から札幌方面への普通列車は1時間に1本くらいしか走っていないからなのか、ごく日常的に特急に乗る人が多いようだ。札幌へ遊びに(?)行く高校生も車内にちらほらいた。そのため、席はほとんど埋まっていた。

 札幌に着いたが、次に乗る列車までかなり時間があった。この日起きたのが早かったし、新冠を自転車で走り回って疲れていたので、とりあえずベンチに座って少し休んだ。その後、お腹が空いたので、何か食べようと思った。北海道というと美味しいものが色々あるが、手軽に食べられるものということで、ラーメンを食べることにした。駅に置いてあるパンフレットで駅に近い店を探し、そこで食べることにした。

 お腹は空いていたが、まだ時間があったので、折角だから市街をブラブラしながら行くことにした。まず、その店と反対側の出口を出て、北海道大学の構内に入って、クラーク像を見た。すでに暗くてよくは見えなかったが。「少年よ、大志を抱け!」。僕はもう少年ではないけれど。

 次は、駅を横断して、時計台に行った。周りが夜で暗い中、ライトアップされていたので、白い時計台がより映えていた。夜なのにかなり多くの観光客がいた。札幌のシンボル的建物を見たことで、何となく札幌に来たんだなという気分になった。

 その近くにある「味の時計台」というラーメン屋に入った。店内には来店した有名人の写真や色紙が多く飾られていた。覚えているのといえば、眉毛が長い村山元首相。北海道各地にあるチェーン店だということに気付いて少しがっかりしたが、それでもスープは濃厚でコクがあり、麺はほどよくコシがあって美味しかった。

 その後、大通り公園をぶらっと歩いた。色々な年代層の人がたくさんいた。仕事帰りにちょっと寄ってボーっとするにも、数人でお喋りをするにも、大勢で騒ぐにもいい場所だと思う。僕の家の近くか会社近辺にあるといいなと思う公園である。また、テレビ塔のイルミネーションが夜の大通りの魅力を更に引き立てていた。


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