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9.特急「まりも」

まりも

写真:早朝、釧路駅での特急「まりも」


 全国的には夜行列車は衰退しているが、北海道ではまだまだ健在である。高速道路網がまだ整備されておらず、夜間高速バスの攻勢を受けていないからなのか、それとバスや自動車に比べて雪に強いからなのか。札幌から、釧路へは特急「まりも」、網走へは特急「オホーツク9・10号」、稚内へは特急「利尻」、函館・青森へは急行「はまなす」と快速「ミッドナイト」(臨時)。

 その中の特急「まりも」が3泊目の「宿」である。「まりも」は座席車と寝台車を併せ持つ列車である。僕は、周遊きっぷがあればタダで利用できる自由席(座席)を利用した。つまり、前の2泊と違って、横になって寝ることができないのだ。まぁ、僕の旅行ではこんなのがほとんどだが。

 この日の「まりも」は、1号車と2号車の間に指定席の増結車が付いて、通常より多い6両編成だった。意外に利用客が多いのだろうか。僕が利用した自由席は5号車だけだったが、1人が2人分の席を占有できるくらいだった。このくらいがちょうどよい。

 昼間の特急(「スーパーおおぞら」)は札幌・釧路間を4時間弱で結ぶのだが、「まりも」は6時間50分かけてゆっくりと走る。札幌に23時に出発して釧路に夜中の3時に着いてもしょうがないから。

 車内改札が終わった後すぐに寝てしまった。そして、目が覚めたのは釧路到着20分前くらいだった。それまでの旅行の疲れがたまっていたのだろうか、座席での車中泊の割りによく眠れた。

 5時50分、釧路に到着した。僕はここで釧網線に乗換え、釧路湿原に向かった。

 付足しになるが、写真の列車は札幌側の先頭車であるが、反対側のヘッドマークは「サロベツ」(札幌・稚内間を走る特急)のものであった。少し間抜けだった。


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